東京 江戸川区 10万円の一律給付 すでに1万3000世帯に支給

東京 江戸川区 10万円の一律給付 すでに1万3000世帯に支給
現金10万円を一律に給付する「特別定額給付金」について、東京 江戸川区では緊急性の高い人に早く給付しようと、国に代わりいったん肩代わりして支給できるよう予算を確保するとともに、申請手続きの問い合わせに応じるコールセンターを設置したことなどで、およそ34万世帯のうち1万3000世帯にすでに支給しました。
現金10万円を一律に給付する「特別定額給付金」について、東京 江戸川区では、緊急性の高い人にできるだけ早く給付しようと、国の補正予算案が成立すると同時に区の予算700億円を専決処分して、国に代わりいったん肩代わりして支給できる体制を整えました。

また、ノウハウのある職員を選抜してプロジェクトチームを作ったうえで、電話相談などに応じる100人規模のコールセンターを今月1日に立ち上げ、相談を受けた緊急性の高い区民に対し、オンラインでの申請を勧めるとともに、申請書を送る手続きも進めています。

その結果、17日までに区内の34万7000世帯のうち、すでに1万2902世帯への給付を終えたということです。

ただ、給付を急がない人については5月下旬に申請書を送付するということです。

江戸川区福祉推進課の白木雅博課長は「少しでも早く区民の要望に応えたいと全庁体制で取り組んでいます。コールセンターはスムーズにやれていいますが、まだ多くの世帯へ給付がこれからです。確実に10万円が届くので冷静に待っていただきたいです」と話していました。

10万円受け取った区民は

SNS上にはすでに特別定額給付金を受け取ったという江戸川区民からの報告が相次いでいます。

このうち、今月16日に振り込まれたという江戸川区の男性は、ツイッターに「10万円が振り込まれてました。結構早い?」と書き込みました。

返信欄には「いいな~私の地域は28日から」「まだ連絡すら来てませんけど」といった、うらやむような書き込みも見られました。

男性は、今月1日にオンラインで申請していたということで「振り込みは月末くらいかなと思っていたので予想外に早かったです」と話していました。

また、会社経営の男性も今月12日ツイッター上に「オンライン申請で、今日、入金ありました。めちゃ、早かった!!」と書きこみました。

男性は、今月8日にオンラインで申請し、区から妻と子ども2人の分と合わせて40万円が振り込まれたということです。

男性はコロナの影響で収入が半分以下に落ち込んでいるということで「振り込まれるのは、6月より後くらいになっちゃうかなと思っていたので、まさかこんなに早いとは驚きました。子どもたちが家にいて食費もかかるので、非常に助かります」と話していました。