長野 上高地 地震直後に雪崩が発生か【動画】

長野 上高地 地震直後に雪崩が発生か【動画】
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19日午後1時13分ごろ岐阜県で震度4の揺れを観測する地震がありました。

この地震で、震度3を観測した長野県松本市の上高地に設置したNHKのカメラの映像では、地震の直後、観光名所の河童橋の奥にみえる奥穂高岳に近い斜面で大量の雪がまとまって斜面を勢いよく滑り落ち、大規模な雪崩のようなものが起きている様子が確認できます。

映像では、雪けむりのようなものも見えます。

そして、それからおよそ40秒後、カメラが再び横に揺れます。その直後には、画面の中央から左側にある少なくとも2か所の沢でも雪崩のようなものが発生し、まとまった雪が斜面をゆっくりと滑り落ちていく様子が確認できます。

奥穂高岳では雪崩も

震度3を観測した長野県松本市の上高地で野鳥を撮影していた男性が地震直後に撮った映像です。

正面に見える奧穂高岳に近い斜面では、少なくとも4か所で大量の雪がまとまって滑り落ちる様子が見られます。

また、撮影している途中で映像が揺れているのが分かります。

男性によりますと、地震の揺れを感じてから1分足らずの間に撮影しましたが、その直前まで土ぼこりが舞っていて一部の斜面が見えなかったということです。

男性は「縦や横に大きな揺れが1分ほど続きました。土ぼこりが見えたので雪解けではなく地震によるものだと思います。観光客が訪れる地域に雪崩の被害はありませんが、もし登山客がいたらと思うと怖いです」と話していました。

山小屋の管理人「揺れは相当強く 敷地外の石垣も一部崩れる」

雪崩が起きたとみられる場所に近い山小屋「岳沢小屋」を管理している、坂本龍志さんは、地震が起きた時、山小屋にいて強い揺れを感じたといいます。

坂本さんは「先月からこの付近では地震が続いていますが、今回の揺れは相当強く、小屋の棚の物が落ちたり、閉めていた扉が開いたりしたほか、敷地外の石垣も一部が崩れてしまいました」と話していました。

坂本さんによりますと、周辺の山では複数の場所で急斜面につもっていた分厚い雪が地震の直後に崩れ、山小屋の近くにも雪の塊が迫ってきていたということです。

坂本さんによりますと、この時期は例年、雪山の登山者でにぎわいますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で登山の自粛が呼びかけられており、人の足跡もみられないため雪崩が起きた周辺で登山をしている人はいないとみられるということです。

坂本さんは「岳沢の歴史は雪崩の歴史でもある」とも話し、雪崩自体は珍しくないとしながらも、地震によってこれほど大きな雪崩が起きたことはなかったとして「揺れが続いているのが心配です。これ以上、大きな地震が起きないよう願います」と不安をのぞかせました。