新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる「抗体検査」について、日本相撲協会は希望するすべての協会員を対象に18日から実施し、2つの部屋に所属する43人が検査を受けたと発表しました。

「抗体検査」は、ウイルスなどに感染したあとにできる「抗体」と呼ばれるたんぱく質が血液中にあるかどうか調べる検査で、感染した経験があるかどうかわかります。

日本相撲協会は、およそ1000人いる力士や親方などの協会員のうち、希望者全員を対象に実施するとしていた抗体検査を18日から始め、相撲協会によりますと、2つの部屋に所属する合わせて43人が検査を受けたということです。

相撲協会では今後1日に40人から50人程度検査をするとしていて、およそ1か月で希望者全員の検査が終わる見通しだということです。

相撲協会では、抗体検査で協会員のおおよその感染状況を把握し、本場所の開催に向けた取り組みにつなげていく方針です。