検察庁法改正案 成立見送りで野党側 不信任決議案取り下げ

検察庁法改正案 成立見送りで野党側 不信任決議案取り下げ
立憲民主党など野党側は、先週提出した武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を取り下げました。
検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について、政府・与党が今の国会での成立見送りを決めたことを受けて、立憲民主党など野党4党は、国会対策委員長が会談し、対応を協議しました。

そして、改正案が継続審議となることから定年延長を可能にする規定の撤回を引き続き求めていくことで一致しました。

一方、先週提出した武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を取り下げることを決め、必要な手続きを行いました。
これに先立ち、検察庁法の改正案の取り扱いをめぐり、自民党の森山国会対策委員長は、立憲民主党の安住国会対策委員長と会談しました。

森山氏は、国家公務員の定年を段階的に65歳に引き上げるための法案とともに、今の国会での成立を見送ることを伝えました。

これに対し、安住氏は「政府・与党の対応は一定の評価ができる」として、先週提出した武田国家公務員制度担当大臣に対する不信任決議案を取り下げる意向を示しました。

一方、両氏は、新型コロナウイルスの感染拡大について、政府の「諮問委員会」の尾身茂会長ら専門家から意見を聴くため、20日、衆議院予算委員会で参考人質疑を行うことを決めました。

立民 安住国対委員長「国民の声に謙虚に耳を傾けるべき」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し、「再三、この国会での成立は断念すべきだと言ってきたので与党側の対応は了としたい。政権運営にとっても痛手になるかもしれないが、新型コロナウイルスへの対応に集中すべきだという国民の声に、最初から謙虚に耳を傾けるべきだったと思う。そういう点ではみずから招いた部分は大きいのではないか」と述べました。

自民 森山国対委員長「次の国会でしっかり対応を」

自民党の森山国会対策委員長は、記者会見で、「国民の理解をいただいて審議するためには、継続審議とすることが大事だ。新型コロナウイルスの問題に取り組んでいる最中でもあり、影響が出ることがあってはまずいと考えた。次の国会でしっかり対応できるよう政府にお願いしたい」と述べました。