久しぶりの登校も 給食はおしゃべりせずに… 大分 新型コロナ

久しぶりの登校も 給食はおしゃべりせずに… 大分 新型コロナ
大分市の小中学校では18日から分散登校が始まり、およそ2か月半ぶりに給食が提供されました。新型コロナウイルスの感染リスクを下げるため、あらかじめ容器や袋に1人分を小分けしたものが用意されるなど、ふだんとは違った給食となりました。
分散登校が始まった大分市の公立の小中学校では、授業は午前中までですが、保護者からの要望を受けて給食の時間が設けられました。

このうち大分市の下郡小学校では、4時間目の授業が終わると、子どもたちがせっけんで手を丁寧に洗う間、担任の教諭が全員の机を消毒して回りました。

ふだんの給食では当番の児童が大鍋などから料理を食器によそいますが、18日はパンやスパゲティがあらかじめ袋や容器に1人分ずつ小分けされた形で用意され、子どもたちがそれぞれ自分の分を取って席に着きました。そして前を向いたままマスクを外し、おしゃべりをせず静かに給食を食べていました。

大分市は今月末までの分散登校中の給食で、こうした対応を各学校に求めています。

6年生の男の子は「以前は同じ班の人と話しながら食べていたので、久しぶりの給食はおいしかったけど、さみしかった」と話していました。

武津智美校長は「制約の多い学校生活になるが、感染防止に努めながら少しでも楽しく過ごせるよう気を配っていきたい」と話していました。