大学団体 学生支援を文科相に要望 授業料免除への財政措置など

大学団体 学生支援を文科相に要望 授業料免除への財政措置など
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、生活が厳しい学生らの支援をめぐり、大学でつくる3つの団体は、大学が緊急に実施する授業料免除への財政措置などを萩生田文部科学大臣に要望しました。
萩生田文部科学大臣に要望したのは、国立大学協会と公立大学協会、それに日本私立大学団体連合会の3つの団体です。

要望では、学生への支援を各大学が行うことには限界があるとし、返済の必要がない給付型の奨学金の拡充や、家計が急変した学生に対して大学が緊急に実施する授業料免除への財政措置、それにオンライン授業の実施に向けた通信環境の整備や通信料への支援を求めています。

これに対し、萩生田大臣は「緊急支援のための政策をスピード感を持って行っていく」と述べたということです。

このあと、日本私立大学団体連合会の長谷山彰会長は、記者団に対し「これまでの奨学金の支給基準には合わない中間層で、修学が困難な学生が大量に出てきている。政府や大学など社会一体となって学生をどう支援していくか検討する必要がある」と述べました。