韓国 光州事件40年 ムン大統領 真相究明に全力あげる考え

韓国 光州事件40年 ムン大統領 真相究明に全力あげる考え
韓国で民主化を求める学生たちを軍が鎮圧した、いわゆる「光州事件」から18日で40年となり、現地では記念の式典が開かれました。演説したムン・ジェイン(文在寅)大統領は、今なお不明な点が残っている事件の真相究明に全力をあげる考えを強調しました。
「光州事件」は、1980年5月、韓国南西部のクワンジュ(光州)で、クーデターで政権を握った軍部に反発して民主化を求める市民や学生を軍が武力で鎮圧した事件で、死亡したり行方不明になったりした人は230人以上に上りました。

事件から40年となる18日、現地で式典が開かれ、ことしの規模は新型コロナウイルスの影響で出席者がおよそ400人と、去年の10分の1以下に縮小されました。

演説したムン・ジェイン大統領は、事件では、市民が互いに励ましあう心が軍に対抗する力だったとしたうえで、「そうした精神は、今でも国民一人一人に宿っており、ウイルスとの闘いで世界に模範を示す底力になった」と述べました。

そしてムン大統領は、「真実が1つずつ明らかになるにつれ、わだかまりがとけて和解の道に近づくだろう」と述べ、事件の真相究明に全力をあげる考えを強調しました。

「光州事件」をめぐっては、発砲を命じたのが誰なのかなど今なお不明な点が残っており、革新系のムン政権下では、今月から新たな調査委員会が本格的な活動を始めています。