父親の店が新型コロナで臨時休業 息子がネットで寄付募る

父親の店が新型コロナで臨時休業 息子がネットで寄付募る
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経営する店が臨時休業している父親を助けたいと、岡山県倉敷市の中学生がインターネットで寄付を募る取り組みを始めました。
この取り組みを始めたのは、倉敷市の中学1年生、秋田悠之介さん(12)です。

父親の智紀さんが経営する岡山市内のギョーザ店は、感染拡大の影響で先月12日から臨時休業を余儀なくされていて、家賃など月70万円の固定費を貯金を切り崩して支払っています。

父親を助けたいと、秋田さんは今月14日、150万円を目標にインターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始めました。

寄付してくれた人には、店で焼き上げて提供するはずだった冷凍のギョーザを返礼品として贈ることにしていて、17日午後の段階で目標の3分の2を超える110万円余りが寄せられています。

秋田さんは「自分がお金のかかる私立中学校に入学したこともあって、少しでも手助けできればと思って始めました」と話していました。

父親の智紀さんは「息子の気持ちがとてもうれしいです。今週中には営業を再開する予定なので、いただいた寄付を活用し、おいしいギョーザをまた皆さんに届けたい」と話していました。