保冷剤入れた“ひんやりマスク”人気 山形 山辺町 コロナ対策

保冷剤入れた“ひんやりマスク”人気 山形 山辺町 コロナ対策
気温が高くなる時期を前に、暑い中でも快適に過ごしてもらおうと山形県山辺町のニットメーカーが、ひんやりとした感触が得られる冷えた布マスクを販売し人気を集めています。
山辺町のニットメーカー、「ニット・ワイズ」が販売している布マスクは、ポケットに保冷剤を入れると1時間半ほどひんやりとした状態が続きます。

山辺町の本社と山形市内に設置した2か所の自動販売機で、温度を4度に設定し保冷剤付きで、1枚1300円で販売しています。

新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少する中、町内のほかの業者と共同で布マスクづくりに乗り出し、3月中旬に第1弾として自動販売機で冷やしたマスクを発売しました。

しかし、ひんやりとした感触が数十秒しか持続しなかったため、保冷剤を入れるポケットを付けた改良版を今月14日から販売しました。

メーカーによりますと、補充しても追いつかない状態が続いているということで、17日も山辺町の自動販売機には多くの人たちが訪れ、買い求めていました。

訪れた女性は「遠くに住む妹がマスクを欲しがっていたので送ってあげたい」と話していました。

「ニット・ワイズ」の後藤克幸常務は、「新型コロナウイルスの感染が山形で確認された3月下旬から多くの反響があった。暑い中でウォーキングをする人などにぜひ使ってほしい」と話していました。