ドライブスルーで卒業式 新型コロナ感染防止で アメリカ

ドライブスルーで卒業式 新型コロナ感染防止で アメリカ
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大学の卒業シーズンを迎えたアメリカでは、新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、学生が車に乗ったまま卒業証書を受け取るドライブスルー方式の卒業式が行われています。
これはカリフォルニア州立大学・サンマルコス校が15日に行ったもので、卒業生およそ700人が参加しました。

西部カリフォルニア州では新型コロナウイルス対策としてとられてきた制限が緩和され、一部の商店で営業の再開が認められましたが、依然大勢の人が集まる催しは開けない状況が続いています。

式では、ガウンに身を包んだ卒業生を乗せた車が大学キャンパスに長い列を作り、手袋やフェイスシールドをつけた大学の職員が「おめでとう」ということばをかけて、窓越しに卒業証書を手渡しました。

男子学生は「この状況下にもかかわらず卒業することができうれしいです。大学に感謝しています」と話していました。

今月から来月にかけてが卒業シーズンのアメリカでは、多くの高校や大学でこうしたドライブスルー方式や、インターネット上での「バーチャル卒業式」が行われていて、来月6日には歌手のレディー・ガガさんやオバマ前大統領夫妻などが参加して、大規模なバーチャル卒業式が行われる予定です。