神奈川で32人感染確認 横浜と横須賀の4病院で患者や看護師も

神奈川で32人感染確認 横浜と横須賀の4病院で患者や看護師も
横浜市と神奈川県横須賀市は、4つの病院の入院患者や看護師を含む合わせて20人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。これで、神奈川県内で14日発表された新たな感染者は32人となりました。
横浜市は、20代から90代の男女合わせて19人の感染が新たに確認されたと発表しました。このうち、15人は市内にある4つの病院の入院患者や看護師などだということです。

具体的には、横浜市緑区にある「鴨居病院」では看護師2人と看護助手1人の感染が確認されました。この病院は市内の特別養護老人ホームで感染が確認された入所者2人を受け入れていて、市は患者から看護師などに感染が広がった可能性があるとみています。

また、集団感染が起きている横浜市旭区の「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」では、医師と看護師の合わせて3人の感染が新たに確認され、これでこの病院が関係する感染者は69人になりました。

さらに、これまでに入院患者など4人の感染が確認されていた横浜市緑区の「元気会横浜病院」では、入院患者や看護師など8人の感染が確認されたほか、横浜市緑区にある「牧野記念病院」では入院患者の男性1人の感染が確認されました。

一方、横須賀市によりますと、市内に住む飲食店従業員の20代の女性の感染が新たに確認されたということです。女性は12日に発熱の症状が出て、検査したところ14日に感染が確認され、現在は軽症だということです。14日は神奈川県と川崎市も1人の死亡と合わせて12人の感染を発表していて、神奈川県内で14日発表された感染者は32人となっています。

NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は1233人となり、このうち63人が死亡しています。