「席の間隔1m以上」外食業界が営業再開の指針 新型コロナ

「席の間隔1m以上」外食業界が営業再開の指針 新型コロナ
外食産業の業界団体は本格的に営業を再開する際のガイドラインを発表しました。店の消毒を徹底するほか、十分な間隔がとれない場合には入店制限も行うことなどを盛り込んでいます。
それによりますと、食品の安全や店舗の衛生管理を徹底したうえで、店内での社会的距離を確保するよう工夫しながら事業を継続するとしています。

具体的には、
▽来店客用の消毒液を用意すること、
▽「発熱やせきなどがある来店客は店内飲食をお断りします」などの掲示をすること、などを挙げています。

また、
▽混雑した時には入店制限を行うこと、
▽最低1mの間隔をあけて横並びで座れるよう座席の配置を工夫すること、
▽他のグループの客との相席を避けること、なども盛り込まれました。

このほか、料理のテイクアウトや配達を行う場合には、食中毒を防ぐため早めに消費するよう利用客に注意を促すことなども呼びかけています。

日本フードサービス協会の高岡慎一郎会長は記者会見で「ガイドラインはあくまで努力目標だが、お客さんが安全に食事ができるよう、それぞれの店の事情に応じて対策を工夫してほしい」と述べました。