NYダウ平均株価 大幅下落 3日連続値下がりはほぼ2か月ぶり

NYダウ平均株価 大幅下落 3日連続値下がりはほぼ2か月ぶり
13日のニューヨーク株式市場はFRBのパウエル議長が景気の先行きに強い懸念を示したことを受けて急落し、ダウ平均株価はほぼ2か月ぶりに3日続けて値下がりしました。
13日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて516ドル81セント安い、2万3247ドル97セントでした。

ダウ平均株価は今週に入って3日続けての値下がりとなりましたが、これは株価が急落していたことし3月9日以来、ほぼ2か月ぶりです。

この日はFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が取り引き開始直前に始まった講演で、アメリカ経済の先行きについて「極めて不確実だ」と述べて強い懸念を示したことを受け、多くの銘柄に売り注文が出て、ダウ平均株価の値下がり幅は一時、700ドル近くに達しました。

市場関係者は「比較的好調だった株価の値動きと実体経済のギャップを指摘する声も出ていた中で、前日、議会で証言したトランプ政権の専門家やこの日のパウエル議長などの要人が相次いで楽観的な見方に警鐘を鳴らしたことで、投資家心理が一気に冷え込んだ」と話しています。