妊娠や子育ての悩み 助産師や保健師がLINEでボランティア相談

妊娠や子育ての悩み 助産師や保健師がLINEでボランティア相談
新型コロナウイルスの感染が広がっている影響で妊娠や子育ての悩みを相談する身近な施設などが閉鎖されているとして、全国の助産師や保健師などのボランティアグループが「LINE」を活用した、夜間の相談に応じています。
この取り組みは「オンラインまちの赤ちゃん保健室」と名付けられ、新型コロナウイルスの影響で子育て支援施設が閉鎖されたり、親子の集うイベントが中止されたりして身近な相談先が少なくなっているとして、全国の助産師や保健師、それにソーシャルワーカーなどで作るグループがボランティアで始めました。

「オンラインまちの赤ちゃん保健室」のホームページから、LINEの公式アカウントを友達登録し、妊娠や子育てに関する悩みを送ると担当者が無料で返信します。

相談は午後8時から午前0時まで受け付けていて、これまでに「授乳のリズムや離乳食の作り方を教えてほしい」とか、「子どもが急に発熱したが新型コロナウイルスの感染が心配だ」などといった相談が寄せられているということです。

発起人で新渡戸文化短期大学の榊原久子准教授は「妊娠や子育てに関する悩みを抱えながら孤立すると、自分だけで何とかしようと思いがちになる。ギリギリの気持ちになる前に、不安を安心に変える場所として利用してほしい」と話しています。