京都市 病院などで感染者出た場合 接触可能性ある全員を検査へ

京都市 病院などで感染者出た場合 接触可能性ある全員を検査へ
京都市は病院や高齢者施設、それに家庭での新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、こうした場所で感染者が出た場合には接触した可能性がある人全員のPCR検査を行う方針を明らかにしました。
京都市の門川市長は7日、記者団に対し、1週間当たりの感染者の数や感染経路が不明なケースは減少しているものの、病院や高齢者施設での感染や家庭内での感染が多く見られ、危機感を抱いていると述べました。

そのうえで、病院や高齢者施設、それに一般の家庭で感染者が出た際には、PCR検査の対象を拡大する方針を明らかにしました。

これまでは原則、発熱などの症状がある場合に医師の判断を踏まえてPCR検査を行っていましたが、今後は少しでも接触した可能性がある人全員を対象に、直ちに検査を行うということです。

さらに検査で陰性となっても後に陽性となるケースがあることから、日を空けて改めて検査を行うということです。

門川市長は「現場の医療関係者には負担をかけることになるが、これを乗り切ることで将来の負担が軽減されるということを含めて、理解を求めたい」と話しています。