東京都内 複数のパチンコ店で営業再開 都は引き続き休業要請

東京都内 複数のパチンコ店で営業再開 都は引き続き休業要請
東京都はパチンコ店について引き続き休業を要請していますが、7日から営業を再開する店も出ています。
このうち都心に近いJRの駅前にあるパチンコ店は、6日まで休業していましたが、7日は午前10時に店を開け、日中は店内に数十人の客がいました。

店は、営業再開にあたってパチンコ台やドアの消毒を定期的に行い、店の入り口にアルコール消毒液を置くなどの感染防止対策をとっているとしています。

店を訪れた60代の客の男性は「家でじっとしているのが耐えられないから来てしまった。世間の風潮からすれば『けしからん』と言われるかもしれないがかまわない。パチンコ店よりも三密状態で営業している飲食店などがほかにあると思う」と話していました。

休業中の店「抜け駆けはやめて」

東京都内では都による休業の要請を受けて先月末の時点で、すべてのパチンコ店が休業したことが確認されました。

関係者によりますと7日は、複数の店で営業を再開しているのが確認されたということです。

先月から休業を続けているパチンコチェーン店の幹部は「われわれは要請に応じ、売り上げが一切ゼロの状態で我慢しているので、抜け駆けのようなことはやめてほしい。要請を無視して一部の店が営業すると、ほかの店も追従して再開するのではないかと懸念している」と話していました。