トランプ大統領 コロナ感染拡大で中国を批判「最悪の攻撃だ」

トランプ大統領 コロナ感染拡大で中国を批判「最悪の攻撃だ」
アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大について「われわれが経験した中で最悪の攻撃だ。発生源の中国で止めることができたはずだ」と述べ、感染拡大を招いた責任は中国にあると批判しました。
新型コロナウイルスの発生源をめぐって、アメリカのトランプ大統領は中国 湖北省の武漢にある研究所から広がった可能性があるという認識を示し、これに対して中国は反論し、米中の対立が激しくなっています。

トランプ大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対し、新型コロナウイルスについて、「われわれが経験した中で最悪の攻撃だ。パールハーバーや世界貿易センタービルよりひどい」と述べ、真珠湾攻撃や同時多発テロ事件を引き合いに出して感染拡大による打撃は深刻だと訴えました。

そのうえで「これは決して起きるべきではなかった。発生源の中国で止めることができたはずだ」と述べ、感染拡大を招いた責任は中国にあると批判しました。

また、ポンペイオ国務長官は会見で、「中国はわれわれが国民の安全を守るために必要な情報の共有をいまも拒んでいる」と批判し、中国に対しウイルスに関する情報などを各国と共有するよう求めました。

こうした中、WHO=世界保健機関は6日、新型コロナウイルスがどのように広がったかを調べるため、中国への専門家の派遣に向けて調整を進めていることを明らかにし、発生源の特定がどこまで進むのか関心が集まっています。