米ニューヨーク「川崎病」に似た症状確認 新型コロナと関連か

米ニューヨーク「川崎病」に似た症状確認 新型コロナと関連か
k10012418911_202005060726_202005060727.mp4
アメリカのニューヨーク市は、全身の血管に炎症が起こる「川崎病」に似た症状の子どもが相次いで確認されたと発表し、新型コロナウイルスへの感染と関連している可能性があるとして注意を呼びかけました。こうした症状の子どもはヨーロッパ各国でも報告されていて、専門家による調査が行われています。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は5日、先月17日から今月1日までの間に、さまざまな臓器や血管に炎症が起きて入院する子どもが15人に上ったと発表しました。

子どもたちには発熱や発疹などの症状もあったということで、市の保健当局は、乳幼児に多い「川崎病」に似た症状だとしています。

保健当局によりますと、子どもたちは2歳から15歳で、15人のうち4人が遺伝子の検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認されたほか、ほかの6人は抗体検査を行った結果、抗体があることが確認されたということです。

ニューヨーク市は「川崎病」に似た症状と、新型コロナウイルスへの感染が関連している可能性があるとして、医療機関や親に対し、こうした症状の子どもが見つかった場合、重症化を防ぐためにすぐに専門の医師に相談して早期に治療を始めるよう注意を呼びかけています。

新型コロナウイルスの患者で、「川崎病」に似た症状を示す子どもはヨーロッパ各国でも報告されていて、専門家による調査が行われています。