緊急事態宣言延長 プロ野球 7月開幕も想定し準備

緊急事態宣言延長 プロ野球 7月開幕も想定し準備
緊急事態宣言の延長が発表されたことで、プロ野球の12球団は引き続きチームの全体練習を見合わせる見通しとなり、選手の調整はさらに遅れることになります。NPB=日本野球機構はシーズンの開幕が7月にずれ込むことも想定して準備を進めています。
プロ野球は緊急事態宣言の延長によって、開幕日を決めるのが難しい状況となり、12球団は引き続きチームの全体練習やほかのチームとの練習試合を見合わせる見通しで、選手たちは個人練習で調整を続けることになります。

複数の球団からは、全体練習を再開できても開幕に向けた選手の調整期間に1か月以上は必要という意見が出ています。

このためNPBでは、シーズンの開幕が7月にずれ込むことも想定して日程案を作るなど、準備を進めています。

また、球団関係者などによりますと、開幕が7月以降となれば、レギュラーシーズンの試合数は、すでに中止が決まった交流戦18試合を除いた125試合から、さらに減らさざるをえないということです。

このほか、7月19日と20日に予定されているオールスターゲームについても、公式戦が始まっていない中で出場選手を選ぶファン投票はできないなどとして、開催は厳しい見通しです。

12球団は今月11日に予定している代表者会議で改めて日程について協議するほか、その翌日にはオーナーどうしが意見を交わすため、臨時のオーナー会議を開催する方向で調整を進めています。