子育て支援団体「出口戦略を作って」緊急事態宣言延長

子育て支援団体「出口戦略を作って」緊急事態宣言延長
緊急事態宣言が延長されたことについて、保育所の運営や病気の子どもに対するベビーシッターサービスなどを行っているNPO法人「フローレンス」の駒崎弘樹代表理事は、「家庭の中には日に日に限界に近づいているところや、すでに限界を超えているところがあるかもしれないと、とても心配している。政府には一刻も早く、どうしたら学校の休校や保育園の休園を解除できるか、出口戦略を作ってほしい」と話しました。
そして、「在宅勤務をしながら家で子どもを見ている親もいるが、それを強いているのはよくないことだ。親にとっても子どもにとっても心理的な負担が相当重くのしかかっている。親からは『ついついどなってしまったり、きつく叱ってしまったりする』という悩みを聞いている。子どもも自由に外で遊べないことで、情緒不安定になって、けんかや暴言が増えている」と話し、子育て世帯の現状を説明しました。

そのうえで、「政府には、休校や休園が続く中では、ベビーシッターサービスを安い価格で頼めるようにしたり、一時的に子どもを預けられる仕組みを作ったりするなど、徹底的なサポートをしてもらいたい」と具体的な支援を求めていました。