ラグビー ジョセフHC「選手の前向きな気持ちの維持 重要に」

ラグビー ジョセフHC「選手の前向きな気持ちの維持 重要に」
ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチがNHKのインタビューに応じ、チームづくりが新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける中、「いちばん重要なことは選手たちが健康で前向きな気持ちを維持することで、いつか活動が再開したら、去年のような力を再び見せられると確信している」と話しました。
去年のラグビーワールドカップで日本を史上初のベスト8に導いたジョセフヘッドコーチは、その手腕が高く評価され、3年後にフランスで開かれる次のワールドカップまで指揮を執ることになっています。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて代表活動の再開の見通しがつかない中、3日、帰国しているニュージーランドからウェブ上でのインタビューに応じました。

この中でジョセフヘッドコーチは、現在の心境について「ラグビーは私の人生の大きな部分を占めるので、世界中でラグビーができなくなっていることを残念に思っている」と話しました。

そして、来月下旬から予定されていたウェールズやイングランドとのテストマッチの開催が厳しい状況にあるなど、チームづくりへの影響について「どうにもならないことを気にするのではなく、今できることをすることが大事だ。いちばん重要なことは選手たちが健康で前向きな気持ちを維持することで、選手には代表としてプレーするだけの強さを備えて、準備してほしいと伝えている。いつか活動が再開したら、去年のような力を再び見せられると確信している」と話しました。

キャプテンのリーチマイケル選手など主要メンバーとは継続的に連絡を取り、さらなる高みに向けてどういうチームを目指すのか共有しているということです。

そのうえで、ジョセフヘッドコーチは、去年のワールドカップで、7つの国の選手たちが「ワンチーム」にまとまることでさまざまな苦難を乗り越えてきたことを念頭に「お互いに助け合い、お互いに信頼し、貢献しようとすることで、すばらしいことが起きる。私たちに今、必要なのは健康を第一に考えて、家の中にいて、安全に過ごすことだ」と話しました。