イラン モスクでの礼拝再開へ 新たな感染者の報告ない地域で

イラン モスクでの礼拝再開へ 新たな感染者の報告ない地域で
新型コロナウイルスの感染が深刻な中東のイランでは、新たな感染者が報告されていない地域にかぎり、4日からイスラム教のモスクでの礼拝が再開されることになりました。
イランでは、ことし2月下旬以降、新型コロナウイルスの感染が急速に広がり、これまでに9万7000人以上の感染が確認され、死者も6000人を超えています。

新たに確認される感染者数は、一時1日3000人を超えていましたが、4月に入ってからは減少傾向にあり、2日にはおよそ800人となりました。

こうした状況を受けてロウハニ大統領は、新たな感染者が報告されず、感染拡大のリスクが低い地域にかぎり、閉鎖していたモスクでの礼拝の再開を4日から認めることを明らかにしました。

一方で、感染が再び拡大することを懸念する声も上がっていて、イラン政府は礼拝する人どうしの間隔をあけるなど感染対策を行うよう呼びかけています。