東京都 年代別の死亡者公表 60代以上が9割 新型コロナ

東京都 年代別の死亡者公表 60代以上が9割 新型コロナ
東京都は新型コロナウイルスに感染して死亡した人の年代別の内訳を公表し、60代以上が全体のおよそ9割を占めていることを明らかにしました。
都内では新型コロナウイルスの感染が確認された126人が1日までに死亡しています。このうち、確認中の4人を除く122人について都が年代別の内訳を公表しました。

それによりますと、
▽30代以下と100歳以上で死亡した人はいなかった一方、
▽40代が1人、
▽50代が9人、
▽60代が18人、
▽70代が40人、
▽80代が38人、
▽90代で16人となっています。

60代以上が全体のおよそ9割を占め、中でも最も多い70代と次に多い80代だけで6割余りとなるなど、高齢者の死亡が多くなっています。

これについて都は、複数の病院で集団感染が発生して持病のある人が感染したことや、高齢者が重症化しやすいことが要因とみています。

性別で見ますと、
▽男性が85人、
▽女性が37人と、男性が女性の2倍以上となっていて、都は、流行の初期に男性が感染するケースが相次いだことや、たばこを吸うなど持病がある人が男性に多かったことなども要因の1つと見ています。

都の福祉保健局は「死亡は高齢者に集中しているが、若い世代の人たちも感染拡大につながらないよう自制してほしい」と話しています。