人出減らす難しさ露呈 観光地の人出 一部で増加も 新型コロナ

人出減らす難しさ露呈 観光地の人出 一部で増加も 新型コロナ
大型連休中の30日の全国の観光地の人出は、感染拡大前と比べて多くのところで減った一方で、一部には増えているところもあって、連休中の人出を減らすことの難しさがうかがえる形となっています。
KDDIは利用者の同意を得たうえで、スマートフォンの位置情報をもとに、全国の主な観光地の人出をまとめています。

それによりますと、30日の午後3時時点の人出を感染拡大前の、ことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比べると、長野県の軽井沢駅周辺で68.8%、神奈川県の箱根湯本駅周辺で57.1%、神戸市のメリケンパーク周辺で52%、それぞれ減少しました。

また、広島市の本通り周辺で43.3%、金沢市の兼六園周辺で42.8%、東京・浅草の雷門周辺で40.8%、北海道の函館駅周辺で39.2%、京都市の円山公園周辺で38.8%、熊本市の熊本城公園周辺で35.9%の減少でした。

一方、静岡県の熱海温泉街の周辺では感染拡大前に比べて21.4%、石垣島のマエサトビーチ周辺では14.4%それぞれ増えていて、大型連休中の人出を減らすことの難しさがうかがえる形となっています。