東京 軽症者などの療養ホテルを小池知事が視察

東京 軽症者などの療養ホテルを小池知事が視察
東京都の小池知事は、新型コロナウイルスに感染した軽症者らが療養できる墨田区のホテルを視察し「自宅での療養は家庭内感染のおそれがある」と述べて、ホテルでの療養を促していく考えを示しました。
小池知事が視察したのは、入院の必要がないと判断された、軽症や症状のない人に療養してもらうため都が借り上げた、東京 墨田区にあるホテルです。

およそ1100ある客室のうち当面は300程度の部屋で、1日午後から受け入れが始まります。

ロビーには感染リスクを抑えるために自動で掃除するロボットや、軽症者らを出迎える案内用ロボットが配置されています。

小池知事はロボットに話しかけたり、体温や体調を看護師に報告するための、アプリの使い方などを確認したりしました。

1日からはこのホテルに加えて、八王子市にあるホテルでも軽症や症状のない人を受け入れるほか、23区内にはすでに3つのホテルで受け入れが行われています。

一方、都によりますと、自宅で療養している軽症や症状がない感染者は、先月28日の時点で少なくとも635人いるということです。

視察を終えた小池知事は都庁で記者団に対し「自宅での療養は家庭内感染のおそれがある。いろいろ工夫しながら進めていきたいと」と述べ、ホテルでの療養を促していく考えを示しました。