アマゾンとアップル 増収も利益は減少 新型コロナ影響も

アマゾンとアップル 増収も利益は減少 新型コロナ影響も
IT関連企業のアマゾン・ドット・コムとアップルは、ことし3月までの決算をそろって発表し、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が深刻な影響を受ける中、売り上げは増えたものの、利益は減少し、一定の影響を受けていることをうかがわせました。
発表によりますと、ことし1月から3月までの売り上げは、▽アマゾンが前の年の同じ時期に比べて26%の大幅増収で、日本円で8兆円を超える754億5200万ドル、▽アップルが0.5%増えて、583億1300万ドル、6兆2000億円余りでした。

世界で外出制限が続く中、アマゾンはネット販売の利用が増え、特にアメリカでは、傘下に持つ食品スーパーに多くの客が訪れたことも増収の要因になったとみられます。
ただ、期間中の利益は28%の減少で、これは、従業員の感染防止対策の経費などがかさんだためです。

またアップルも、最終利益は2%減ったほか、この4月から6月までの業績予想の発表を見送りました。

新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が深刻な影響を受ける中、比較的好調とされるアマゾンやアップルも一定の影響を受けていることをうかがわせました。