タイ 休業措置を3日から緩和方針 非常事態宣言は延長

タイ 休業措置を3日から緩和方針 非常事態宣言は延長
タイ政府は来月末まで非常事態宣言を延長する一方、各地で休業措置がとられている店舗について、5月3日から一部の営業再開を認める方針を明らかにしました。
タイでは新型コロナウイルスの新たな感染者数が一時は1日100人を超えていましたが、4月27日以降は1桁台となり、感染拡大が抑制される傾向にあります。

こうした状況を受けてタイ政府は30日、マスクの着用や人と人との間に一定の距離をとる「ソーシャル・ディスタンシング」を行うなどの条件で、5月3日から段階的に店舗の営業再開を認める方針を明らかにしました。

今回は美容室の営業やレストランの店内での飲食などが可能になりますが、どのように進めるかはそれぞれの自治体が判断するとしています。

タイ政府は今後、2週間ごとに状況をみながら緩和の対象を広げていくことにしていますが、感染拡大に転じた場合は再び休業措置をとることも辞さない構えで、慎重に制限の緩和を進めるということです。