収入減の人たちから手作りマスク買い取り配布 熊本 新型コロナ

収入減の人たちから手作りマスク買い取り配布 熊本 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大で、収入が減少するなどの影響があった人たちにマスクを作ってもらい、買い取って必要な人に無償で配布する取り組みを、熊本県内の金融機関と経済団体で作るグループが始めることになりました。
取り組みを始めるのは、熊本県内の金融機関と経済団体で作る「熊本地域金融・経済懇話会」で、30日、記者会見して説明しました。

それによりますと、マスクを作ってもらうのは、新型コロナウイルスの影響で収入の減少などがあった熊本県内に住む18歳以上の人で、マスクは20枚以上から1枚当たり500円で買い取るということです。

指定された型紙を使って綿100%の未使用の素材で作ることになっていて、買い取ったマスクは希望する県内の事業所や個人に無償で配布するとしています。

主催するグループでは、来月8日から1万6000枚を目標に買い取りを始めるということです。

グループの金融機関の1つで、熊本市に本店がある肥後銀行の笠原慶久頭取は「熊本でも職を失って収入が減少した人が出てきている。今回のような取り組みで地域を支えていきたい」と話していました。