感染拡大落ち着いてきた韓国 連休入りで警戒強める 新型コロナ

感染拡大落ち着いてきた韓国 連休入りで警戒強める 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきている韓国では、30日から大型連休が始まり、行楽地などがにぎわいをみせていて、韓国政府は感染が再び広がらないよう、引き続き対策の徹底を呼びかけるなど警戒を強めています。
韓国では29日、1日で新型コロナウイルスへの感染が新たに確認された人は、海外から入国した4人にとどまり、感染者の増加ペースが大幅に落ちています。

こうした中、30日から4連休が始まり、日本と同じく「こどもの日」にあたる来月5日と合わせて、多くの人出が予想されています。

連休初日の30日は天候にもめぐまれ、行楽地などがにぎわいをみせているほか、公共交通機関や高速道路も混雑しています。

連休中、南部のチェジュ(済州)島を訪れる人は18万人に上るとみられているほか、「こどもの日」にはプロ野球が、無観客で1か月遅れて開幕に踏み切る予定です。

韓国政府は多くの人が外出することで、新型コロナウイルスの感染が再び広がらないか警戒を強めていて、マスクを着用して他人との距離を保つなどの対策を引き続き徹底するよう呼びかけています。

一方、韓国政府は、すべての世帯を対象に、1世帯当たり最大で100万ウォン、日本円でおよそ8万8000円の支援金を支給することを決めるなど、経済への影響をできるだけ抑えたい考えです。