神奈川 PCR検査場 12か所に増加へ 新型コロナ

神奈川 PCR検査場 12か所に増加へ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川県は中等症の患者を受け入れる1080余りの病床を確保したうえで、PCRの検査場を来月中旬までに今の6か所から12か所に増やす見通しを明らかにしました。
神奈川県では患者の症状に応じて、重症者は「高度医療機関」、中等症の人は「重点医療機関」、軽症や無症状の人は宿泊施設などで療養してもらう独自の医療体制を整備しています。

このうち「重点医療機関」について、黒岩知事は30日の会見で、横須賀市の「横須賀市立市民病院」、大磯町の「東海大学医学部付属大磯病院」、海老名市の「海老名総合病院」の3か所を新たに指定したと明らかにしました。

神奈川県内ではこれまでに8つの病院が「重点医療機関」に指定され、今回の3か所の指定で中等症の患者向けに1082の病床が確保されたことになります。

また、重症患者向けの病床はこれまでに合わせて70床を確保しているということです。

このほか、ドライブスルー方式などで検体を採取するPCRの検査場については、来月中旬までに今の県内6か所から12か所に増やす見通しを明らかにしました。

県は今後、検査場を20か所まで増やしたいとしていて、黒岩知事は「海外で起きているような感染者の爆発的な増加は抑えられているが安心は全くできない。迅速に検査ができる仕組みも整えていきたい」と話していました。