大型連休初日 観光地の人出 いずれも減少も地域でばらつき

大型連休初日 観光地の人出 いずれも減少も地域でばらつき
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本格的な大型連休の初日となった29日の全国の観光地の人出は、感染拡大前と比べていずれも減少しましたが、減少の幅にはばらつきも出ていて、人出を一律に減らすことの難しさがうかがえます。
KDDIは、利用者の同意を得たうえでスマートフォンの位置情報をもとに全国の主な観光地の人出をまとめています。それによりますと、29日の午後3時時点の人出を、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の休日の平均と比べると、長野県の軽井沢駅周辺で80.6%、神戸市のメリケンパーク周辺で73.4%と、70%を超える大幅な減少となりました。

また、広島市の本通り周辺で64.8%、金沢市の兼六園周辺で63.4%、東京・浅草の雷門周辺で60.9%、神奈川県の箱根湯本駅周辺で59%、長崎市の観光通り周辺で57.5%、京都市の円山公園周辺で53.4%と、いずれも50%を超える減少でした。

このほかの地域では、熊本市の熊本城公園周辺で48.2%、奈良市の大和西大寺周辺で47.5%、那覇市のおもろまち周辺で42.5%、北海道の小樽駅周辺で34.4%、石垣島のマエサトビーチ周辺で19.7%、静岡県の熱海温泉街の周辺で7.2%の減少でした。

観光地の人出は、いずれも感染拡大前と比べて減少したものの、減少の幅にはばらつきも出ていて、本格的な大型連休を迎え、人出を一律に減らすことの難しさがうかがえます。