新幹線降りた人に検温など呼びかけ JR名古屋駅 新型コロナ

新幹線降りた人に検温など呼びかけ JR名古屋駅 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、都道府県をまたぐ移動の自粛が求められる中、JR名古屋駅では東海道新幹線を降りてきた人に愛知県や名古屋市の職員が検温を行うとともに、不要不急の外出自粛を呼びかけました。
愛知県は、来月6日までの大型連休の期間中、午前11時から正午までの1時間、JR名古屋駅で東海道新幹線を降りてきた人に検温への協力を求めるほか、チラシを配って不要不急の外出自粛などを呼びかけています。

初日の29日は、大村知事のほか県や名古屋市の職員などおよそ20人が、顔全体を覆う透明な「フェイスシールド」やマスクなどを着けて新幹線改札口の前に立ち、協力を呼びかけました。

検温に協力した人は職員に機械をかざしてもらって発熱がないことがわかると、ほっとした表情を浮かべていました。

仕事で神奈川県から来て検温を受けた男性は「県外に出たくない気持ちはあったが、スケジュールの都合上しかたがありませんでした。検温をしてもらえるのは自分にもメリットがあるので、いいと思います」と話していました。

JR東海によりますと、東海道新幹線は29日午後4時の時点で、上り下りともすべての列車で自由席の乗車率が10%以下だということです。

利用客「安心につながる」

名古屋駅で東海道新幹線を降りた人に検温への協力を呼びかけていることについて、名古屋市の30代の男性は「皆さんそれぞれの生活があるのはわかるが、体調が悪い状態で愛知に来られることには不安を感じます。検温を実施してもらえると安心につながると思います」と話していました。

また、名古屋市の72歳の男性は「検温には賛成です。ウイルスの感染を拡大させる可能性があることを各自が自覚して行動するほかないと思います」と話していました。