大阪 吉村知事 宣言延長想定し対策進める考え 新型コロナ

大阪 吉村知事 宣言延長想定し対策進める考え 新型コロナ
大阪府の吉村知事は、来月6日までとなっている新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」について、大阪は感染者が全国で2番目に多いとして、宣言が延長されることを想定し、必要な対策を進める考えを示しました。また、休校の期間が長期化していることを踏まえ、すべての学校を対象に、ことしから9月入学に切り替えるべきだという考えを示しました。
大阪府の吉村知事は、全国知事会の会議にインターネットを通じて出席したあと、記者団の取材に応じました。

この中で吉村知事は、来月6日までとなっている「緊急事態宣言」について「大阪は全国で2番目に陽性者が多い。最後は国の判断だが、延長されるのだろうというのが僕の考えだ」と述べ、大阪については宣言が延長されることを想定し、必要な対策を進める考えを示しました。

また、来月10日まで休校としている府立学校について「11日から学校を全面的に再開できるかといえばそうではない。来月末まで休校を延長する考えはあるが、国の方針との整合性があるのでそれを踏まえて、連休中に判断する」と述べました。

そのうえで「土曜日や夏休みにぎゅうぎゅう詰め込んでも学習時間の確保が難しい状況だ。これを機に世界のグローバルスタンダードである9月入学の方向性を国として目指すべきだ。幼稚園から大学までことしから一挙にやるべきだ」と述べ、すべての学校を対象にことしから9月入学に切り替えるべきだという考えを示しました。