ロシア 全国一斉の休業措置 最低11日間延長へ 新型コロナ

ロシア 全国一斉の休業措置 最低11日間延長へ 新型コロナ
ロシアのプーチン大統領は、新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、今月末に期限が切れる全国一斉の休業措置を少なくとも11日間延長することを発表しました。
ロシアでは新たに感染が確認される人が連日6000人を超え、28日には感染者数が9万人を上回るなど、感染拡大に歯止めがかかっていません。

プーチン大統領は28日、閣僚や全国の知事らとテレビ会議を開き、「感染拡大のピークはまだ来ていない。ウイルスとの戦いで最も激しい段階はこれからだ」と危機感をあらわにしました。

そのうえで感染拡大をおさえるため、今月末に期限が切れる全国一斉の休業措置を少なくとも5月11日までの11日間延長することを発表しました。

ロシアでは全国一斉の休業措置により、薬局や食料品店などを除くほとんどの店舗や企業が休業しているほか、モスクワなど主要な都市は当局が発行した通行証がなければ外出できないようにするなど厳しい制限を課しています。