新型コロナウイルスの感染拡大によって需要が急速に高まっている消毒液の輸入が、３月は大幅に増加し、金額で去年の2.7倍まで増えたことが分かりました。

財務省が発表した３月の貿易統計の最新状況によりますと、日本が海外から輸入した消毒液を含む消毒剤は3163トン、金額にして15億5600万円余りでした。

これは、去年の同じ月と比べて、量では2.1倍、金額では2.7倍となり、新型コロナウイルスの感染拡大による需要の高まりを受けて大幅に増加しました。

国別では中国が最も多く1781トン、４億7400万円余り、次いで韓国が370トン、４億1400万円余りとなっています。

また、繊維製品のうち、不織布のマスクを含む分類は8697トン、166億円7700万円余りで去年の同じ月より量は10％減少しましたが、金額は57％増加しました。

さらに、ガーゼマスクなどの綿製マスクを含む分類は466トン、17億4000万円余りで、量は17％増加し、金額も2.3倍に増加しています。