ニュージーランド 外出制限を緩和 一部の企業活動が再開

ニュージーランド 外出制限を緩和 一部の企業活動が再開
ニュージーランドでは、新型コロナウイルスの感染を抑制できているとして、27日夜遅く、全土に出されていた外出制限が緩和され、28日から建設業や製造業など一部の企業活動が再開されます。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ニュージーランド政府は先月25日、国家非常事態を宣言し、ウイルスの警戒水準を4段階のうち、最高の「レベル4」に引き上げて、生活必需品の買い物や通院、軽い運動などを除いて外出を禁止してきました。

その後、今月中旬以降は1日当たりの感染者数が大幅に減り、27日の発表では新たに陽性が確認された人は1人にとどまっています。

こうしたことからニュージーランド政府は27日夜遅く、警戒水準を「レベル3」に引き下げて全土で外出制限を緩和し、28日から建設業や製造業など一部の企業活動が認められることになりました。

職場では互いに2m以上の距離を保つことなどが求められていて、飲食店は客との接触がなければテイクアウトや配達などによるサービスを提供できるようになります。

また29日からは一部の学年を除いて学校も再開されますが、ニュージーランド政府は再び感染が広がるのを防ぐため、国民に対して可能なかぎり在宅勤務や自宅での学習を続けるよう呼びかけています。