北海道で35人感染確認 札幌は26人で最多の日に並ぶ 新型コロナ

北海道で35人感染確認 札幌は26人で最多の日に並ぶ 新型コロナ
道内では27日、新たに35人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。札幌市ではこれまでで最も多かった25日に並ぶ26人が確認され、感染爆発の懸念が出ています。
27日、道内で新たに感染が確認されたのは、
▽札幌市で26人、
▽千歳市で2人、
▽恵庭市で1人、
▽北広島市で1人、
▽渡島地方で1人、
▽登別市で2人、
▽オホーツク海側で1人、
▽小樽市で1人です。

また、石狩地方で80代の1人が亡くなりましたが、道は性別など詳しい情報を明らかにしていません。

今月12日に「北海道・札幌市緊急共同宣言」が出されて2週間が過ぎましたが、札幌市では、これまで1日で最も多かった25日に並ぶ26人の感染が確認され、感染爆発の懸念が出ています。

札幌市は先ほど午後6時から記者会見を開いて内容を説明しています。

道内では、クラスターと呼ばれる感染者の集団の発生が相次ぎ、感染者数増加の要因になっています。

札幌市内のクラスターはこれまでに6つにのぼり、
▽終息したライブバーに加え、
▽北海道がんセンターで患者ら6人の感染が新たに確認され65人、
▽札幌呼吸器科病院で51人、
▽札幌厚生病院で9人のほか、
▽スポーツ教室で7人、
▽コールセンターで7人以上の感染が確認されています。

札幌市は、感染拡大のおそれがないとして一部のクラスターの具体名を明らかにしていません。

これに加え札幌市以外では、
▽千歳第一病院で新たに看護師ら2人の感染が確認され29人に、
▽遠軽厚生病院で13人、
▽千歳市のグループホームで10人、
▽千歳市の北星病院で8人、
▽千歳市の訪問看護ステーションで6人、
▽北広島病院で4人と、道内のクラスターは終息した北見市の展示会も入れると合わせて13にのぼります。

札幌市によりますと、北消防署の出張所に勤務する60代の消防隊員の男性の感染が確認されたということです。

札幌市の消防職員の感染は3人目です。

小樽市によりますと、市内の高齢者施設に入所する80代の男性の感染が確認され、この男性は持病もあり、会話は難しい状態だということです。

道内では27日、新たに札幌市の26人を含む35人の感染が確認されました。

これで道内の感染者は延べ650人、治療を終えた人は延べ26人になりました。亡くなったのは26人です。