“緊急事態宣言 延長かどうか前もって判断” 西村経済再生相

“緊急事態宣言 延長かどうか前もって判断” 西村経済再生相
西村経済再生担当大臣は、25日夜の「NHKスペシャル」で、来月6日までの緊急事態宣言の期間を延長するかどうかについて、今週半ば以降に専門家から外出自粛の効果などの分析を聴いたうえで、混乱が生じないよう、ある程度前もって判断したいという考えを示しました。
この中で、西村経済再生担当大臣は、新型コロナウイルスの感染状況について、「爆発的な拡大にはつながっていないというのが専門家の判断だ。ただ、人との接触機会の8割削減ができているのか、分析も示してもらいたい」と述べ、今週半ば以降に専門家から外出自粛の効果などの分析を聴く考えを示しました。

そのうえで、来月6日までの緊急事態宣言を延長するかどうかについて、「できるだけ混乱が生じないように、前もって考え方を示す必要がある。適切なタイミングで、専門家による『諮問委員会』を開いて判断したい」と述べました。

また、追加の経済対策の必要性について、「今年度の補正予算を、1日も早く成立をさせ、直ちに実行に移していきたい。予備費も、1兆5000億円用意しているので、臨機応変に使っていきたいし、事態が長引けば、当然、影響も大きくなるので、状況を見ながら、時機を逸することなく、果敢に対応しなければならない」と述べました。