来県者の検温開始 駅や道の駅で 山形県 新型コロナ対策

来県者の検温開始 駅や道の駅で 山形県 新型コロナ対策
新型コロナウイルスへの独自の水際対策として、山形県は、県外から訪れた人たちに対する検温を25日から山形駅や道の駅などで本格的に始めました。
検温が行われているのは、JR山形駅や山形空港のほか、宮城県との県境付近の山形自動車道の蔵王パーキングエリアなど合わせて7か所です。山形県はこの7か所で県外から訪れた人たちに検温を行い、37度5分以上の熱があれば自宅待機などを促すことにしています。

このうちJR山形駅ではサーモグラフィーが改札口のそばに設置され、県職員らが画面を見ながら山形新幹線から降りたばかりの乗客の体温をチェックしていました。そしてチラシを配って県外との往来や不要不急の外出の自粛を呼びかけていました。

神奈川県から訪れた20代の女性は「どうしても来なければいけない用があって来ましたが、体温を測ってもらって安心しました。県外から来る人への検温に抵抗はなく、当然のことだと思います」と話していました。

山形県総合交通政策課の酒井達朗課長は「連休中は人がいちばん多い時期なので検温に力を入れることにしました。県の内外を往来する人に対して特に感染症のリスクを意識してもらうよう啓発したい」と話していました。

検温は大型連休明けの来月10日まで続けられます。