G20観光相会合 国際的連携強化で観光への消費者の信頼回復へ

G20観光相会合 国際的連携強化で観光への消費者の信頼回復へ
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新型コロナウイルスの感染拡大で世界各国の観光業が深刻な打撃を受けています。G20=主要20か国の観光を担当する閣僚は、24日夜、臨時の会合を開き、観光への消費者の信頼を回復させるため国際的な連携を強化することで合意しました。
G20の観光相会合は、24日夜9時ごろからテレビ会議で行われ、日本からは国土交通省の御法川副大臣らが出席しました。

会議終了後に、G20は声明を発表し、「観光業は、感染拡大によって、もっとも深刻な影響を受けている産業の1つで、各国が協調して取り組む必要がある」としました。

そのうえでまず、医療従事者や帰国できずに取り残されている人の移動が過度に制限されないようにするとともに、旅行者の安全を確保するため、各国が状況に応じて適切な渡航制限の導入や解除を行えるよう関係機関と協力するとしています。

そして、経済の回復を支えるため国際的な連携を強化し、観光業への消費者の信頼を回復するとともに、観光に関わる企業や働く人たちが今回の危機のあとの新しい時代に適応できるよう、技術革新やデジタル技術の開発・導入を支援するとしています。