バレーボール女子 荒木「いいエネルギー受け取ってもらう」

バレーボール女子 荒木「いいエネルギー受け取ってもらう」
バレーボール女子日本代表のキャプテン、荒木絵里香選手がインタビューに応じ「自分たちが頑張ることで、いいエネルギーを受け取ってもらえる日が来ると思って、しっかり準備していきたい」と現在の心境を語りました。
バレーボール女子日本代表は、新型コロナウイルスの感染拡大で、22日からの合宿が中止となり、選手たちは所属チームなどに戻り、別々に過ごしています。

キャプテンの荒木選手は、チーム最年長の35歳で子育てをしながら東京オリンピックを目指していて、現在、自宅で過ごす中、24日、TV各社のインタビューに応じ「本当に限られた環境の中で個人でトレーニングをしている。小学1年生の娘が、時々、おもり代わりになって、体の上に乗ってくれるなどしているが、早く日常が戻ることを願っている」と話しました。

延期となった東京オリンピックについては「この夏を集大成にと思って、取り組んできたので、すごく落ち込んだ。それでも、ここで止められない、やり遂げたい、という思いがとても大きい」と話しました。

延期が決まったあと、中田久美監督から全員に連絡があったと明かし「『今の時間をどう有効に使うのか、いろいろな新しい知識や知恵を蓄えましょう』という話があった。その後、本や響いたことばを共有して、みんな離れてはいるが、一緒に向かっているんだと感じるきっかけをもらった」と話しました。

そして「大変な状況の中で、スポーツは、いますぐに必要とはされていないと思うが、必ずこの先、自分たちが頑張ること、結果を出すことによって、いいエネルギーを受け取ってもらえる日が来ると思う。いまは、その日のためにしっかり準備することだけを考えている。この状況を乗り越えることができるようにみんなで頑張っていきたい」と語りました。