来月1か月間を「母の月」に 母の日の配送集中回避 新型コロナ

来月1か月間を「母の月」に 母の日の配送集中回避 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、来月の母の日に合わせて花の配送が集中するのを避けるため、ことしは、来月1か月間を「母の月」とし、分散して花を贈ることを呼びかけるキャンペーンが行われることになりました。
このキャンペーンは、花の業界団体が農林水産省の協力を得て行います。

ことしは来月10日が母の日ですが、例年、直前の数日間に生花店が混み合ったり、配送が集中したりすることから、来月1か月間を「母の月」として分散して花を贈ることを呼びかけます。

また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントの自粛などで花の需要が大きく減少していることから、1か月間のキャンペーンで需要の下支えを図るねらいもあるということです。

農林水産省は、キャンペーンに使用するポスターなどの費用を支援するほか、自治体の役場で花を購入して飾る際の費用を補助するなど、総額31億円の予算を充てる方針です。

江藤農林水産大臣は、24日の記者会見で「物流の集中を避けるほか、花は価格が下落し、需要も回復していないので、農林水産省としても協力していきたい」と述べました。