石川 志賀町 町民に2万円給付へ 町長や職員の給与減額などで

石川 志賀町 町民に2万円給付へ 町長や職員の給与減額などで
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国の現金10万円の一律給付に合わせて、石川県志賀町は独自に町民1人につき2万円を上乗せすることになりました。町長や職員の給与を減額するなどして財源を捻出するとしています。
志賀町では休業要請や外出自粛などで町民の負担が増していることを踏まえ、国の現金10万円の一律給付に合わせて、独自に金額を上乗せすることを決めました。

具体的には1万9800人余りの町民を対象として、1人につき2万円を上乗せするとしています。

一方、この上乗せにはおよそ4億円の財源が必要になるということで、町では小泉勝町長の給与を20%、町職員の給与を10%、ことし6月から来年3月まで減額することで、8000万円程度を捻出するとしています。

残りの3億2000万円については、基金の取り崩しなどで賄う計画です。

町では給与を減額するための条例案を来月上旬に開く予定の町議会臨時会に提案することにしています。

志賀町では「厳しい状況を乗り越え、痛みを分かち合う思いで上乗せを決めた」としていて、条例案が可決されれば、速やかに支給手続きに入りたいとしています。