「山梨へのアウトドア訪問自粛を」県内のショップなど呼びかけ

「山梨へのアウトドア訪問自粛を」県内のショップなど呼びかけ
大型連休を前に、県内のアウトドアショップや登山家の野口健さんらがアウトドアを目的にした山梨への訪問を自粛するようホームページなどで呼びかけています。
「山梨県でのアウトドアを楽しむ県内外のすべての方へ」と題したこの声明は、県内のアウトドアショップや山小屋、それに山梨県大月市在住の登山家、野口健さんなどが共同で発表しました。

声明では、山梨県は高齢化率が高く、大都市に比べて医療体制もぜい弱だとしたうえで、登山中に遭難やけがをすれば医療関係機関に一層の負担を強いると訴え、アウトドアを目的に山梨を訪問することを自粛するよう呼びかけています。

そして、新型コロナウイルスが終息したあとならば精いっぱいのおもてなしで迎えるとしています。

県内では、春山シーズンを迎えた南アルプスの山小屋の多くで休業を決めるなど、登山者などの感染拡大を防ぐ取り組みが広がっています。

声明の発起人となった甲府市のアウトドアショップ「エルク」の柳澤仁社長は、「しっかり感染拡大防止対策をして一気に終息させないと心からアウトドアを楽しめないと思うので辛抱してほしい」と話しています。