ヤンキース田中は約3700万円 大リーグ選手の寄付や支援広がる

ヤンキース田中は約3700万円 大リーグ選手の寄付や支援広がる
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によってアメリカで深刻な状況が続くなか、大リーグではヤンキースの田中将大投手など知名度の高い選手が慈善団体などに寄付する動きが広がっています。
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多くの人が日常生活に影響を受けていて、大リーグの選手たちの間ではこうした人たちを支援するための活動が広がっています。

ヤンキースの田中投手は20日、およそ3700万円を日本とアメリカで寄付したことを球団を通じて発表しました。

田中投手は、日本向けにはプロ野球の選手会が寄付を募っている基金に協力し、アメリカ向けには複数の慈善団体に寄付したということです。

また、サイ・ヤング賞を2回獲得しているアストロズのバーランダー投手は、自宅のあるミシガン州で医療従事者や警察官、それに市民に対して2万5000枚のマスクなど感染防止に必要な物資を寄付したほか、医療従事者などにレストランから食事を届ける支援を行っています。

バーランダー投手は大リーグの開幕が延期されている期間に球団から支払われる給与も全額寄付する意向を示していて、自身のインスタグラムで「マスクを手に入れられない人たちにもマスクが届くことで、感染拡大を抑えることを願っている」と話しています。

そしてアストロズの4番バッターのブレグマン選手は、感染拡大の影響で経済的に苦しんでいる家庭を支援するためのキャンペーンを立ち上げ、みずからの寄付も合わせて日本円で1億円以上を集めて食事を配る活動を行い、この活動を継続しています。