徳島 「阿波おどり」中止決定 新型コロナウイルス感染拡大で

徳島 「阿波おどり」中止決定 新型コロナウイルス感染拡大で
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日本を代表する夏祭りの1つ、徳島市の「阿波おどり」が、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中止されることになりました。
これは徳島市の内藤佐和子市長が21日夕方、記者会見して明らかにしたものです。

徳島市の阿波おどりは、日本を代表する夏祭りの1つでことしは8月12日から15日までの4日間の日程で開かれる予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、徳島市などで作る阿波おどりの実行委員会は多くの人が密集すれば感染のリスクが高まるとして、予定どおり開催するかどうか慎重に検討してきました。

こうした中、徳島市では、新たに30代の男性1人の感染が確認され、徳島市の内藤市長は、安全の確保が難しいとして、実行委員会に開催の中止を諮りました。

そして、21日開かれた委員会で、ことしの阿波おどりの中止が決まりました。

徳島市の阿波おどりが4日間とも中止となるのは、記録などが残っている戦後では初めてとなります。

内藤市長は「400年以上の歴史があり非常に残念ではあるが、市内でも感染者が出て、今後の感染者の増大を考えると苦渋の決断だ」と述べました。