給付金手続き装うメールで詐欺被害 消費者庁注意呼びかけ

給付金手続き装うメールで詐欺被害 消費者庁注意呼びかけ
新型コロナウイルス対策として政府が現金の給付を決める中、消費者庁によりますと給付金の手続きを装ったメールで現金をだまし取られたとする相談が寄せられていることが分かり、消費者庁は給付金に関する不審な問い合わせがあれば詐欺を疑ってほしいと注意を呼びかけています。
消費者庁によりますと、全国の消費生活センターなどには新型コロナウイルスに関連して個人情報を聞き出そうとされたなどの相談が、19日までに少なくとも96件寄せられているということで、給付金に関連する相談も少なくとも10件以上あったということです。

中には携帯電話に「新型コロナウイルスまん延のため、現金給付金に当選した」などと公的機関を装ったメールが届き、手続きに必要だとして合わせて1万5000円を口座に振り込まされたケースもあったということです。

またキャッシュカードや口座の暗証番号など、個人情報を聞き出そうとするケースも報告されているということです。

このため消費者庁は、行政が給付のために手数料を振り込ませたり、ATMの操作を指示したりすることは絶対にないとして、チラシやインターネットのSNSなどで注意を呼びかけています。

消費者庁は「電話やメールで給付金に関する問い合わせがあれば、まずは詐欺を疑ってほしい」としています。