東京都 新たに102人感染確認 都内3184人に 新型コロナ

東京都 新たに102人感染確認 都内3184人に 新型コロナ
東京都は20日、都内で新たに102人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表し、これで都内で感染が確認された人は合わせて3184人になりました。また、これまでに感染が確認されていた6人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は20日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女102人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

このうち、およそ75%にあたる77人は今のところ感染経路が分かっていないということです。これで都内で感染が確認された人は、合わせて3184人になりました。

一方、都は、これまでに感染が確認されていた40代から90代までの男女6人が死亡したことを明らかにしました。

このうち3人は院内感染の疑いが強いとされる台東区の永寿総合病院に入院していた患者だということです。これで都内で死亡した感染者は合わせ77人となりました。

都は引き続き、人と人との接触を減らすため、都民に対しては食料の買い出しなど生活に必要な場合を除いて原則として外出しないことや、事業者に対しては休業や営業時間の短縮を要請しています。

「都立墨東病院」で4人感染確認

東京都によりますと、20日都内で感染が確認された102人のうち4人は、墨田区にある感染症の指定医療機関の「都立墨東病院」の看護師3人と入院患者1人だということです。

この病院では、20日の4人を含めてこれまでに2つの病棟で、看護師など職員16人と患者9人、それに病院で働く委託職員2人の合わせて27人の感染が確認されこのうち入院患者1人が死亡しています。

病院は、一部の人は院内感染の可能性が高いとしていますが、感染経路の解明には至っていないと説明しています。

病院は新規の入院や外来の受け入れ、緊急でない手術を原則、中止しているほか、陽性が確認された人と接触した可能性がある職員や患者のPCR検査を順次、実施しています。

東京都「厳しい状況に変わりはない」

都内での感染の確認が102人だったことについて都の担当者は、「大幅には増加しておらず自粛に対する都民の協力の成果が一定程度は出ているという見方もできるのではないか。ただ、100人を超える日が続き厳しい状況に全く変わりはない」と話しています。