物流業界 荷物受け渡しオンライン化に関心高まる 新型コロナ

物流業界 荷物受け渡しオンライン化に関心高まる 新型コロナ
k10012396281_202004201233_202004201235.mp4
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、物流業界ではトラックのドライバーと倉庫の担当者が荷物を受け渡す手続きを、オンラインで行うシステムへの関心が高まっています。
千葉県浦安市の物流会社では、トラックのドライバーが荷物を運び入れる際、スマートフォンで倉庫の担当者に到着を知らせて納品書の受け渡しなどの手続きをするシステムを2年前に導入しました。

もともとは業務を効率化するために導入しましたが、1日100人前後のドライバーが倉庫の事務所で手続きをする必要がなくなり、新型コロナウイルスの感染のリスクを抑える効果も期待できると考えています。

倉庫に荷物を搬入したドライバーの男性は「まずは自分が感染しないように気をつけていますが、対面しなくても作業ができるのは安心感があります」と話していました。

このシステムを開発した都内のベンチャー企業によりますと、物流業界で新型コロナウイルスへの対策を検討する動きが広がる中、先月末からシステムの一部の機能を無料で提供したところ、導入する会社が増えていて、関心が高まっているということです。

ベンチャー企業「Hacobu」の担当者は、「物流は生活に欠かせないものです。その中で働いている人たちがいろいろと対策をしていることを知ってほしいです」と話していました。