緊急事態宣言拡大 初の週末の人出 大都市圏中心に大幅に減少

緊急事態宣言拡大 初の週末の人出 大都市圏中心に大幅に減少
緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたあと初めての土曜日となった18日の全国の人出を示すデータがまとまりました。大都市圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大前と比べて大幅に減少した一方、減少の幅にはばらつきも出ています。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとに個人を特定せず、プライバシーを保護した形で全国47都道府県の主な都市を500メートル四方に区切って人出のデータをまとめました。

それによりますと、18日午後3時時点の各地の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の休日と比べて、
▽大阪 梅田周辺で84.1%、
▽東京 新宿周辺で80.2%とそれぞれ80%を超える大幅な減少になりました。

また、
▽横浜駅周辺で77.5%、
▽名古屋駅周辺で73%、
▽福岡・天神周辺で72.1%、
▽京都駅周辺で70.3%と減少幅が大きくなっています。

このほか、
▽仙台駅周辺は61.1%、
▽札幌駅周辺は55.7%、
▽広島駅周辺は33.9%、
▽松山駅周辺は24.6%、それぞれ減少しています。

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、政府は人との接触機会を7割から8割減らすことを目指し、外出や都市部から地方への移動の自粛を呼びかけています。

全国各地の人出は軒並み減少していますが、このデータでは、場所によっては数%の減少にとどまるなど、ばらつきも出ています。